熊本県、川辺川ダム容認へ 7月の豪雨で政策転換

 7月の豪雨で氾濫した熊本県・球磨(くま)川流域の治水策に関し、県が支流での川辺川ダム建設容認を前提に調整を進めていることが11日、関係者への取材で分かった。蒲島(かばしま)郁夫知事は有識者らの意見を聴いた上で、月内に正式に表明する見通し。

 流域周辺では豪雨後、建設の是非をめぐる議論が再燃。平成20年に自ら建設計画への反対を表明し「ダムによらない治水」を掲げた蒲島氏だったが、ダム建設を容認すれば看板政策を転換することになる。

 蒲島氏は11日、熊本空港で報道陣の取材に応じ、川辺川ダムを含む球磨川流域の治水策に関し「まだ検討している段階。何も決まっていない」と話した。加藤勝信官房長官は同日の記者会見で「熊本県から正式な発表や国への打診が現時点であったわけではない」と述べるにとどめた。

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