自動生成されAIが育てる広告向け架空モデルにネット民驚愕 「やらかさない広告塔」との毒舌も

 インターネット上の広告・ゲームや「アメーバブログ」「AbemaTV」などのメディア事業を手がけるサイバーエージェントは28日、広告に適した架空の人物モデルをデジタル技術で独自に生成、広告効果の出せるAIモデルに育成していくサービスを提供すると発表。その内容に「これほんとやばい。驚異」「太刀打ち出来ない」「モデルがいらない時代」などと、驚愕するユーザーが続出している。

 「極予測AI人間(キワミヨソクエーアイニンゲン)」と名付けられたこのサービスは、同社で5月から提供を開始している、AIを活用し広告クリエイティブを制作する「極予測AI」の効果予測技術と、同社子会社であるCyberHuman ProductionsのデジタルヒューマンCG制作技術を用いて、企業やブランド毎のターゲティングに適した架空の人物モデルをオリジナル生成し、さらにAIで広告効果の出せるモデルへと育成していくもので、11月から提供を始める。

 現在、広告制作においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、人物撮影や、複数パターンのクリエイティブ制作が困難な状況にあるが、この技術を使うことでそれらの制約にとらわれず、高い効果の見込める広告制作が可能となるという。

 この発表に、「いやすごいなこれ…」「これほんとやばい。驚異」と絶句するネット民が続出。「もうモデルがいらない時代」「そのうち俳優・女優さんいらなくなるのかな…」「これは未来だな。誰もが知るスーパーモデルか好感度抜群タレント以外はこれに置き換えられそう」など、芸能界での広告案件激減を予想する声が相次いだ。

 生身のモデルと比較し「撮影不要、レギュレーションフリー、スキャンダルリスク0」と、架空モデルのメリットを指摘するユーザーも少なくなく、「やらかさない広告塔の誕生か!?」「タレントの不祥事にお悩みのクライアントの皆さまへww」など、毒を含んだつぶやきも見られたほか、「まずは文脈抜きでフォトエージェンシーの写真を使う場面の代替だろうなあ」「これヤバくないですか AIでストックフォトもどうなるんだろ!?」など、ストック画像販売の業界も影響を受けるのではないかとの推察もあった。

 広告業界関係者と思われるユーザーからは、「広告素材はAIでの自動生成が普通になってきた」「VRでフィールドを作ったら撮影が全てPCで完結する時代」など、制作環境がすでに大きく変わっているとの反応が散見され、こうした技術の登場は、ある程度予想されていたようだ。中には「ネット広告業界はCAの独壇場になってくるんだろうなぁ。うちの会社も含め、もう他の広告代理店じゃ太刀打ち出来ないよ、これ」と白旗をあげる人も。ただ、技術力については一様に驚愕し絶賛しているものの、実際の広告効果については「リアルなモデルの価値は見た目だけではなく、名前とかのブランド価値なわけだからな…」と疑問の声もあがっている。

 このほか、「動きも自由に作れたら、動画広告までカバーできそうだけど、それはもう少し先かなぁ」「個人でも安く使えるようにならないかな~」「従来のモデルやタレントのように、“株式会社○○のキャラクターのファン”がつくなんてことも考えられるのかな?」など、普及後の展開を想像する人も見受けられた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ