GoToクーポンも「脱ハンコ」 国交省が月内に印影データ配布検討

 政府が行政手続きの「脱ハンコ」を加速させる中、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の旅行先などで利用できる地域共通クーポンをめぐり国土交通省が、これまで一枚一枚に押印を義務付けていた有効地域などのスタンプを、プリンターの印刷でも容認する方向で検討していることが15日、同省への取材で分かった。月内にもスタンプの印影データの配布を始める方針。(荒船清太)

 Go To事務局はこれまで紙のクーポン、有効地域のスタンプ、有効期限のスタンプの3点を宿泊業者や旅行業者に配布。業者側が旅行者ごとに、クーポンにスタンプで有効地域と有効期限を押印していた。

 ただ、大規模な業者だとクーポンに押印する作業だけで膨大な手間がかかり、「労働生産性を低めている」として、苦情の声が複数届いていた。

 このため国交省は今後、クーポンとスタンプに加え、有効地域と有効期限を明示した印影のデータも事務局を通じて旅行業者や宿泊業者に提供。業者側がプリンターなどでクーポンに直接、大量に印刷できるようにする。

 データの提供方法については、メールなどでは外部に流出するおそれもあり、安全対策を加味した方法を検討している。

 クーポンには偽造防止措置が施してあり、業者側に印影データを外部に流出させる動機は限られるため、同省は最低限の安全対策を施した上で、早急に印影データの配布を進める。

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