将棋界「関西復権」なるか 14日に王座戦、久保九段勝利なら過半の5冠

 将棋の永瀬拓矢王座(28)に久保利明九段(45)が挑戦するタイトル戦「第68期王座戦五番勝負」の最終第5局が14日、甲府市で行われる。ともに2勝2敗で、どちらかがあと1勝すれば決着。将棋界は関東と関西に棋士の所属が分かれている。兵庫県加古川市出身で関西所属の久保九段が、関東所属の永瀬王座からタイトルを奪取すると、8大タイトルのうち28年ぶりに関西勢が5冠となる。タイトル数でも棋士の数でも関東勢に押されてきた関西勢が躍進するのか、注目の一戦だ。(中島高幸)

今年度初めは関西2冠

 日本将棋連盟所属の棋士は、出身地や生活圏によって、東京都渋谷区の将棋会館(東京本部)か、大阪市福島区の関西将棋会館(関西本部)のいずれかに所属する。富山、岐阜、愛知以西が関西のエリア。現役棋士172人のうち、関西所属は63人で、関東所属の半分ほどだ。

 将棋界にある8大タイトルのうち、今年度初めの時点では、関西所属棋士が持っていたのは2冠だけ。愛知県一宮市出身で兵庫県尼崎市在住の豊島将之二冠(30)が、竜王と名人を持っていた。残り6冠は関東所属棋士で、叡王と王座を永瀬王座が、王位を木村一基九段(47)、棋聖、棋王、王将を渡辺明三冠(36)が保持していた。

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