王将リーグ、豊島二冠VS藤井棋聖 対豊島戦5戦全敗の藤井初勝利なるか

 将棋の渡辺明王将=名人、棋王=への挑戦権を争う第70期王将戦挑戦者決定リーグの藤井聡太棋聖(18)=王位=と豊島将之(とよしま・まさゆき)二冠(30)=竜王、叡王=の対局が5日午前、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。勝率8割を超える藤井棋聖は公式戦で豊島二冠と5戦しているが、まだ勝利がない。藤井棋聖が初勝利とするか、豊島二冠が貫禄をみせ6勝目を挙げ、王将挑戦へ一歩前進するのか、注目の一戦だ。

 リーグは9月22日に開幕戦が行われ、10月4日現在の成績と参加者は、1勝0敗が豊島二冠▽広瀬章人(あきひと)八段▽羽生善治九段で、0勝1敗が藤井棋聖▽木村一基九段▽佐藤天彦九段で、永瀬拓矢王座は未対局。タイトル保持者または元タイトル保持者という顔ぶれだ。

 藤井棋聖は昨年の王将リーグであと1勝すれば王将挑戦権獲得というところで、広瀬八段に敗れた。藤井棋聖は今年、棋聖、王位と一気に2冠を獲得しており、3冠目の挑戦となるのか注目だ。

 一方の豊島二冠は今期、名人を失ったが、叡王を獲得し、竜王との2冠だ。藤井棋聖は豊島二冠と公式戦で過去5戦しているが、すべて敗れている。

 藤井棋聖は豊島二冠について「序盤の研究を深め、手厚さと鋭さを兼ね備えている隙のない将棋。自分の実力とコンディションをしっかり高めて臨むことが大事と思っている」と話していた。

 この日、関西将棋会館の対局室では、双方ともマスクを着用したうえで、上座に豊島二冠、下座に藤井棋聖が着座。先手は豊島二冠で、対局開始の午前10時になると、飛車先の歩を突いた。藤井棋聖も飛車先の歩を突いて応じた。持ち時間は各4時間で、夜には終局する見通し。

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