GoTo東京追加、インバウンド脱却にもがく浅草

 浅草では、中国人の個人観光ビザが解禁された平成21年ごろから外国人観光客が増加。浅草を含む台東区の推計では30年に訪れた外国人旅行客は669万人に上り、外国語の看板や、外国人好みの派手で着やすい着物が並ぶようになった。

 浅草観光連盟では28年、多言語で観光情報を配信するアプリを開発するなどインバウンドへの対応を進めてきたが、改めて国内観光客を意識した取り組みも進んでいる。連盟の有志は今月から、動画配信サービスや写真共有アプリを通じて次世代の浅草イメージガールの募集を開始するなど、国内の若者向けのPRを開始した。

 運営に携わり、浅草で商売を始めて4代目の飲食店経営、雑賀重昭さん(37)は「どこにでもあるようなはやりの店だけでは日本人の観光客を呼び込むことはできない」と指摘。今後はコロナ対策を取りながら、伝統的な貸衣装や人力車など、日本人でも体験することが少なくなった「古き良き浅草」を旗印にさまざまなイベントを仕掛けていくことを検討しているという。雑賀さんは「浅草でしかできない体験を日本の若い人たちにもアピールしなければならない」と話した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ