現代の肥満症の治療法とは 日本では限定的な抗肥満薬や外科手術

 肥満症や糖尿病の寛解を目指す治療として最も強力なのが、肥満外科手術。現在日本で実施されているのは4種類だが、保険適用の「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」や、先進医療の「腹腔鏡下スリーブバイパス術」が知られている。

 「わが国では4月から基準が少し緩和されて、BMI32・5以上でも糖尿病のコントロールがとくに悪い方では、肥満外科手術の保険適用が認められました。しかしそれでもなお、アジア系アメリカ人ではBMI27・5を超えると肥満外科治療を考慮すべしとする米国糖尿病学会よりは、かなり厳しい基準です」

 日本でも肥満外科手術のさらなる適用拡大や既存の海外の抗肥満薬の登場が求められるだろう。 (医療ジャーナリスト 石井悦子)

 ※BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]

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