根新田町内会が日本水大賞受賞 マイ・タイムラインなど評価 茨城・常総市

 水循環の健全化に貢献した個人や団体をたたえる「第22回日本水大賞」(日本水大賞委員会主催)の大賞に茨城県常総市の根新田町内会が選ばれた。同町内会は、5年前に同市を襲った水害以前から、事前登録された携帯電話にショートメール(SMS)で災害情報などを一斉送信している。万一の際に、自分や家族の行動を時系列に整理した「マイ・タイムライン」を作り、全国で講演活動をしていることなどが評価された。同町内会では「全国から支援を受けた水害の恩返しをしたい」と話している。(篠崎理、写真も)

 大賞となったのは「災害犠牲者ゼロを目指した水防災への取り組み」。常総市は平成27年9月の鬼怒川決壊で市域の約3分の1が浸水した。

 根新田地区は、関東鉄道常総線中妻駅の東側に位置し、約100世帯が暮らし、水害では9割以上が床上浸水の被害を受けた。

 根新田町内会では26年8月、インターネットに地域コミュニティーサイト「わがまちねしんでん」の運用を始め、10月にはSMSサービス「ねしんでんほっとメール」を開始した。

 翌年の水害では、SMSで鬼怒川の水位情報や避難喚起を発信し、リアルタイムで情報を共有したことが功を奏し、逃げ遅れた人は少なく、他地区よりスムーズな避難につながった。

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