発売から30年超「桃太郎電鉄」が伝説の地と初コラボ

 桃太郎伝説が残り、「桃太郎の町」として観光振興を行っている岡山市が、人気ゲーム「桃太郎電鉄」シリーズとの連携企画に取り組むことになった。“本場”とゲームの融合といえそうだが、意外にも連携は、「桃鉄」シリーズが発売されて30年あまりで初めてのこと。実は岡山市自身、町おこしに桃太郎を活用するようになったのは、案外最近のことなのだ。

 ■桃鉄専用サイトを開設

 桃鉄は、全国各地の鉄道駅をめぐりながら沿線物件を買い、資産を増やしていくすごろくスタイルのゲーム。昭和63年に第1作が登場し、シリーズを重ねており、11月には家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けに最新作「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」が発売される予定だ。

 桃鉄との連携について、岡山市の大森雅夫市長は8月25日の定例会見で「相乗効果が得られるような発信を行うことで、全国に向けて岡山市の認知度、好感度の向上が期待できるものと考えている」と述べた。

 企画は10月からで、専用サイト「桃太郎ランドからのナゾの招待状!の巻」を開設。ゲームでおなじみの「桃太郎社長」や「キングボンビー」といったキャラクターが進行役として登場し、岡山に伝わる桃太郎伝説のゆかりの地についてクイズを出題する。閲覧者はゲーム感覚で桃太郎伝説への理解を深められる仕掛けになっている。

 岡山市のプロモーション・MICE推進課によると、桃鉄との連携は過去に現場のアイデアとして浮上したことはあるが、そのたびに立ち消えに。だが今年2月、市が募集した桃太郎ゆかりの地をめぐる周遊企画に、桃鉄の発売元のコナミ(東京)が応募したことで、連携が実現した。

 同課の担当者は「コロナの収束後に『現地を実際に訪れてみたい』と思っていただける内容にしたい」と意気込む。

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