新型コロナ 外国人の感染拡大 ブラジル大使館と対策 群馬知事要請 情報発信を強化

 県内に住むブラジル国籍などの外国人の新型コロナウイルス感染が拡大している問題で、山本一太知事は25日の定例会見で、在日ブラジル大使館と連携し対策に乗り出すと表明した。ブラジル人コミュニティーへの情報発信など両者が一体で働きかけを強める。ペルー、ボリビア大使館とも近く協議を始める。(柳原一哉)

 今月11~16日の1週間に確認された新規感染者90人の約7割、18~24日の86人の約8割がブラジル、ペルーなど外国籍とみられる。大半が伊勢崎、太田、館林各保健所管内在住で、あいさつのハグなど外国人特有の習慣が感染拡大の背景にあると指摘されている。

 山本知事は24日、東京都内のブラジル大使館でエドゥアルド・パエス・サボイア大使に感染状況などを説明し、ブラジル人住民への啓発で協力を要請した。

 大使館側はジョアン・デ・メンドンサ・リマ・ネト総領事が早ければ今月中にも来県し、ブラジル人コミュニティーのリーダーらと会って感染防止対策の徹底を求めると伝えた。ポルトガル語による注意喚起の文書配布も検討していく。

 県も啓発チラシや地域コミュニティーラジオを通じた情報発信を強化。保健福祉事務所に通訳を派遣する。

 25日のコロナ対策本部会議では、外国人の感染拡大は県東部地域に限定されるとして、県独自の警戒度の引き上げは見送った。山本知事は会見で「ぎりぎりの状態だ。危機感を持って対応していく」と強調した。

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