大阪府のコロナ検査能力、1日最大2万件に拡充へ 吉村知事が表明

 大阪府の吉村洋文知事は25日、冬の新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、新型コロナの検査能力を現在の6倍近い1日最大約2万件に強化する方針を明らかにした。地域の「かかりつけ医」が検査できるよう府医師会と調整中で、10月上旬にも検査態勢の整備計画を決め、11月以降の段階的拡充を目指す。

 吉村氏は記者団に「現在の保健所の態勢ではできず、医師会との協力関係が重要だ。11月上旬から徐々に増やしたい」と述べた。例年インフルエンザの流行がピークを迎える来年1月ごろに約2万件とするスケジュールを描く。

 新型コロナとインフルエンザは発熱などの症状が似ており、検査希望者の急増が懸念されることから、国は自治体に検査態勢の強化を求めている。

 府によると、現在の1日当たりの検査能力は最大約3500件。これまでに、保健所を介さず検体採取を集中的に行う「地域外来・検査センター」を複数設置したほか、PCR検査より短時間で感染の有無が分かる抗原検査などを導入し、半年前の3月下旬に1日100件台だった検査能力を徐々に引き上げてきた。

 今後は、地域の医療機関で簡易検査キットなどを活用して1日1万件以上の検査ができるよう医師会と調整する。病院などで実施している現状のPCR検査態勢も拡充する方針。

 藤井睦子健康医療部長は今月25日の府議会本会議で、昨シーズンの府内のインフルエンザ患者数はピーク時に1週間で約5万人と推計されるとして「ピーク時に少なくとも(1日当たり)約2万件の検査が必要」と述べた。

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