人出にあふれた4連休…コロナ再拡大懸念 10月にはGoTo「イベント」「商店街」開始

 22日までの4連休で各地の観光地は新型コロナウイルスの感染拡大前を思わせるにぎわいを見せた。政府は10月1日から観光支援策「Go To トラベル」で東京都発着の旅行を追加、同月中旬からは「Go To イベント」と「Go To 商店街」も開始する。感染者数の再拡大を抑えながら経済を回す難しいかじ取りを迫られる。

 連休中には東京・浅草の仲見世や京都市東山区の世界遺産・清水寺の参道などに多くの人がつめかけ、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では入場制限が行われた。

 こうしたなか、西村康稔経済再生担当相は、コンサートやスポーツ、映画などのチケット代の2割相当を割り引く「Go To イベント」と、商店街の催しや宣伝などを支援する「Go To 商店街」について9月中に新型コロナ対策の分科会を開き、専門家の分析を経て判断する方針を示した。西村氏は「感染防止策をしっかりとりながら経済活動を段階的に引き上げていくことが大事だ」と強調した。

 東京都の22日の新型コロナ新規感染者は88人だった。2日連続で100人を下回ったが、直近7日間で平均すると、160人。入院中の患者は前日より8人増の1232人で、うち重症者は3人増の30人。都の担当者は「感染者が減ったとは思っていない。連休の影響が出るとすれば来週以降だ」と説明する。

 都内の感染者数は、今月上旬にかけて緩やかに減少したものの、その後横ばいから微増傾向が見られる。都は感染状況に関する4段階の警戒度を高い方から2番目の「再拡大に警戒が必要」と位置付けている。

 英国では新型コロナ感染が再び急拡大しており、対策を強化しなければ1日当たりの新規感染者数が10月中旬までに5万人に達する恐れがあるという事態だ。日本も3密(密閉、密集、密接)回避などの細心の注意が引き続き必要だ。

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