和歌山・白浜、7~8月の観光客数3割減 コロナ禍の中「健闘」

 和歌山県白浜町は、夏の観光シーズン(7月1日~8月31日)の推計観光客数が前年同時期の約3割減となる45万7200人だったと公表した。関西有数の観光地として知られ、今夏はコロナ禍で宿泊などの観光に深刻な影響が懸念されたが、町の担当者は「天候に恵まれたことなどから健闘した」とみている。

 町観光課によると、昨年同時期の推計観光客数は68万5300人で、今夏は33・3%減となった。今夏のうち宿泊客は39・2%減の24万7900人、日帰り客は24・6%減の20万9300人で、宿泊客のほうが減少幅が大きかった。

 町内観光地のうち夏季に京阪神などから多くの観光客が訪れる白(しら)良(ら)浜(はま)海水浴場は62・7%減の15万1800人。町はコロナ禍で白良浜に海水浴場を設置するかどうか慎重に検討した結果、海開きが前年より22日遅れたことが響いたとみられる。

 ただ、観光客が増えるお盆休み期間中(8月8~16日)でみると、台風の影響を受けた昨年の同時期(7万5320人)よりやや多い7万8千人だった。

 観光課の担当者は「7月には梅雨が長引いたことが影響したが、8月は台風も来ず、天候に恵まれた」と分析。減少した宿泊客については「国の『GoToトラベル』は補助があるため、宿泊客の一人あたりの単価は上がっているという声も聞いている」という。

 白浜観光協会の藤田正夫会長は「白良浜を海開きしたことで、持ちこたえた。これがなければ前年比で大幅な減少になった可能性がある」と海開きした町の決断を評価する一方、「コロナは予断を許さない状況で、今後も先が見えにくい」と話している。

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