筑波学院大で半年遅れの入学式、コロナ禍で実施できず

 筑波学院大(茨城県つくば市)で23日、半年遅れの入学式が行われ、約200人の新入生らが出席した。同大では例年、4月に入学式を実施しているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で実施できずにいた。新入生らはようやく迎えた入学式に「これでやっと筑波学院大の学生になれた」と、感慨を新たにしていた。(篠崎理)

 感染を防ぐため、同大は前期の授業をオンラインで実施した。県内でも感染は収束していないが、徐々に社会活動が再開されていることなどから、後期は対面型の授業を中心にオンライン授業も併用する「ハイブリッド型」で行うことを決めた。

 同大では「学生の一生の思い出に何としても入学式をしたい」との声が根強く、新入生らのオリエンテーションの意味も含め実施することになった。

 この日の入学式では、新入生はやや緊張気味の面持ち。新型コロナの影響で保護者は参加せず、来賓祝辞や校歌斉唱なども見合わせた。時間も例年の約60分から約25分に短縮するなど感染防止にも努めた。

 式典で望月義人学長は、約350年前に欧州でペストが流行し、大学が休校になった期間にニュートンが万有引力などを発見したことに触れ、「大事なのはやがては陳腐化する知識や技術を得ることではなく、正解のない問題の解決に近づくにはどうするかを突き止める力を養うこと」と祝辞を述べた。

 新入生代表の県立下妻二高出身でビジネスデザイン学科に入学した堀江紅音(あかね)さん(19)は「入学早々の困難を乗り越えたことは一つの自信となった。私たちは4年間の学業を全うし、さらに成長した姿でこの場に胸を張って立てるよう努力する」と宣誓した。

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