相次ぐ藤井棋聖の特集 将棋はスポーツ、棋士はアスリート

 将棋の高校生棋士、藤井聡太棋聖(18)=王位=が立て続けにタイトル2つを獲得したのを機に、8~9月にかけてスポーツ紙や雑誌などが藤井棋聖関連の特集を組んだ。注文が相次ぐなど売れ行きは好調で、藤井ブームはまだまだ収まりそうもない。(中島高幸)

 スポーツ総合誌「スポーツ・グラフィック・ナンバー」(文芸春秋)は3日発売の1010号で「藤井聡太と将棋の天才。」のタイトルで、昭和55年の創刊以来、初の将棋特集を組んだ。

 長年、スポーツを取り扱ってきた同誌がなぜ将棋の特集を組んだのか。宇賀康之編集長は「棋士は頭脳、知力はもちろん体力も使っている。技を競い、心理の駆け引きもあり、スポーツとして取り上げる競技だと以前から思っていた」と強調した。

 タイトルを獲得するまでの藤井棋聖の記事のほか、渡辺明三冠や谷川浩司九段、里見香奈女流四冠のインタビューや先崎学九段のエッセーなど記事や美麗な写真が掲載されている。

 発売前から話題となり、インターネット通販のアマゾンでは発売日に一時、売り切れ状態に。その日に増刷が決まり、累計発行部数は10日時点で23万部となり、当初の倍となった。

 予想以上の反響に宇賀編集長は「藤井人気の広がりを改めて実感した。スポーツとしての将棋の面白さ、アスリートとしての棋士の人間的魅力を、今後も特集を組んで伝えていきたい」と話した。

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