マニアの聖地・岩淵水門 水門周辺は船の発着場やBBQ場など、緑地はいこいの場

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 相変わらず暑いが、台風情報なども気になるようになった。最近は東京を直撃する台風も時々ある。

 筆者は荒川のそばに住んでいるが、少し下流の赤羽近くにある岩淵水門は、水門マニアの聖地などといわれるので一度見に行きたいと思っていた。最近の台風による増水でも荒川から隅田川への水門を閉めて事なきを得たなどといわれ、いまも立派に役立っている。8月下旬に出かけてみた。

 赤羽までは自宅そばの操車場からバスが出ている。シルバーパスを提示して乗車、30分ほどで赤羽駅西口に。東口からさらにバスで2つ目の停留所が赤羽岩淵だ。東京メトロ南北線の駅もある。そこから新荒川大橋に出て堤防を右折し荒川沿いに20分歩くと水門の威容が見えてきた。

 赤い旧水門=写真(1)=は大正13(1924)年完成。明治43(1910)年には北区岩淵町から板橋区志村にいたる地域で8メートル氾濫する大洪水があり、パナマ運河建設に従事した技術者らの力が結集した大工事だった。

 その旧水門の老朽化により300メートル下流に青水門が昭和57(1982)年に作られた。平常時には水門を全開し、船の航行を確保している。周辺には船の発着場やバーベキュー場なども整備され、緑地はいこいの場になっている。

 日陰を探して昼食をとり、30分ほど休憩して帰路に着いた。帰りはちょっと道に迷い、バス停を探して歩いているうちに赤羽駅に着いた。意外に近いのだ。その道々、お地蔵さんや道祖神=同(2)=があったりして飽きない散歩となった。それもそのはず、王子の飛鳥山から岩淵水門までの岩槻街道は別名日光御成道として有名な散歩道だった。(いくちゃん)

 【大阪の水門】 水の都大阪も淀川と旧淀川を隔てる毛馬水門など、水門マニアには見逃せない。東京では見かけないアーチ型の水門もいくつかあり、今のうちにぜひ見ておきたい。

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