藤井2冠、来春には3冠目挑戦の可能性

 初タイトル獲得から1カ月余りで2冠目を獲得した藤井聡太新王位。八大タイトル戦では他にも駒を進めており、順調に勝ち進めば、来年1月に始まる王将戦に挑戦者として登場する。最年少で2冠となった18歳に、ベテラン棋士も「八大タイトルを制覇するのは、そう遠くはないかもしれない」と口にする。

 八大タイトルには、今回の王位、藤井新王位が持つ棋聖以外に、王将、叡王、王座、竜王、棋王、名人がある。このうち、藤井新王位が来年、獲得する可能性があるのは王将、叡王、王座、竜王の計4つ。最も早いのは、前期リーグで残留した王将だ。今秋から、前期挑戦者の広瀬章人八段(33)、豊島将之竜王(30)、羽生善治九段(49)ら7人によるリーグ戦で挑戦権を争う。七番勝負は来年1~3月に行われる。

 棋王は例年2~3月に五番勝負が行われるため、今期は予選で敗退している藤井新王位が棋王を獲得するのは早くても再来年だ。

 最も時間がかかるとみられるのが名人(七番勝負)。挑戦権を獲得するために順位戦のクラスを1年に1クラスずつ上がり、最上位クラスのA級で優勝しなければならない。藤井新王位は今年度、上から3番目のB級2組に在籍しており、A級入りは早くても令和4年度。A級1年目で挑戦権を獲得すれば5年度に名人に挑むことになる。ただ、将棋界のトップ棋士10人によるリーグ戦を勝ち抜くのは容易ではなく、正念場になりそうだ。(田中夕介)

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