光秀から「謀反のお知らせ」ハガキ届くふるさと納税活況

●オンラインイベントで火がつく

 同市は、平成23年から地元ゆかりの光秀を主人公にしたNHK大河ドラマ制作の誘致活動を展開。今年の「麒麟(きりん)がくる」の放送にこぎつけた。しかしドラマは、出演女優の不祥事による降板で1月初めの放送開始が2週間延期され、さらに春先以降の新型コロナウイルス感染拡大の影響でロケができず放送休止となるなど逆風が続いている。

 こうした中、官民でつくる「福知山光秀プロジェクト推進協議会」が、自宅で楽しめるネット投票イベント「本能寺の変 原因説50総選挙」を実施。文字通り本能寺の変の原因説ナンバーワンを決めるイベントで、47都道府県と海外から約3万1千人が投票。同時に景品として全投票者から抽選で130人だけに送られた「光秀からのハガキ」(当選確率約240倍)も話題となった。

●ふるさと納税でも人気特典に

 これを受け、市は光秀ゆかりの地をPRする事業への寄付金を募る「ふるさと納税」で、このはがきを特典とする取り組みを7月3日から開始。ふるさと納税サイト「さとふる」のクラウドファンディングページを使い、3千円以上の寄付者に返礼品としてはがきを送ることにした。

 宇都宮さんは「(ネット投票後)はがきを手に入れられないかという問い合わせが多かったこともあり、ふるさと納税の特典にした」と話す。狙いは当たり、寄付の受け付け開始から2日間で目標の321万円を突破し、8月初めで約800万円を集め、市の認知度アップに大きく貢献している。寄付は8月末まで受け付ける。

 宇都宮さんは「大河ドラマ放送決定からの2年間、光秀と福知山のことを考えて、さまざまな挑戦を続けてきた。一枚のはがきで、多くの人に福知山の存在を知ってもらえ、応援してもらえたことは、今後のPR活動の力になる」と話している。

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