藤井棋聖、タイトル全8冠制覇は最短で3年? 名人戦、強豪の壁突破が条件

 将棋の高校生棋士、藤井聡太棋聖(18)が史上初の高校生タイトルホルダーとなって半月が経過した。現在は2つ目のタイトル獲得を目指し、第61期王位戦七番勝負に挑戦中だ。そんな藤井棋聖に期待されるのがタイトル全8冠制覇。最年少記録を次々と塗り替えていく藤井棋聖が全冠制覇を達成するには、最短で何年かかるのか。(文化部 田中夕介)

王位戦で2冠目指す

 史上最年少の14歳2カ月で中学生棋士となった藤井棋聖は、今年の第91期ヒューリック杯棋聖戦が最年少タイトル挑戦の記録更新のラストチャンスだった。順調に予選から決勝トーナメントまで勝ち上がり、ベスト4に駒を進めた。ところが、コロナ禍の影響で4月から対局が中断、記録更新は消えたかに思われた。

 しかし、6月に対局が再開されると、将棋ファンの期待に応えるかのように、31年ぶりの記録更新となる17歳10カ月と20日の最年少で棋聖挑戦権を獲得。勢いに乗って、続く王位戦も挑戦者に名乗りを上げた。

 17歳の最強挑戦者は大舞台でも力を発揮した。棋聖戦五番勝負は、当時棋聖の渡辺明二冠(36)=棋王・王将=が得意としている矢倉戦で3戦3勝と圧倒し、シリーズ成績3勝1敗で初タイトルを獲得。18歳6カ月のそれまでの最年少タイトル獲得記録も30年ぶりに塗り替えた。

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