被爆75年 「過ち、繰り返すな」未明から続いた祈りの波

 新型コロナウイルス感染症の拡大で、世界は一変した。それでも広島市の平和記念公園に集う人の波は、6日未明から絶えなかった。「過ちは二度と繰り返してはいけない」と、75年前からの変わらぬ誓いの言葉が聞かれた。

 「こうやって参拝できるのも、あと何度か」。病気の体を押して原爆慰霊碑で手を合わせた広島市東区の中野栄子さん(83)は、8歳の時に爆心地から約2キロの自宅で閃光(せんこう)と爆風に襲われた。混乱の中、おびえる妹を抱え、家族とともに必死の思いで防空壕(ぼうくうごう)に逃げ込んだ。「平和が一番。毎年の参拝は難しいけれど、体が許す限りは続けたい」と語った。

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