「GoTo」人気観光地で医療崩壊危機! 地元も複雑な心境「ウエルカム」とも「来ないで」とも言えず

 医療リスクマネジメントに詳しい総合内科専門医の真野俊樹氏は、「地方ではこれまで、財政上の問題で病床数を減らしてきた経緯もあり、観光地ほど緊急時の対策が整っていない。『Go To』で東京を対象外にしても、都市部より医療崩壊に陥るリスクは高い」と解説する。

 地元も複雑な心境だ。長野県軽井沢町の軽井沢観光協会の担当者は「経済が回ってないので来てもらいたいが、感染の面では『ウエルカム』とも『来ないで』とも言えない」と語る。

 栃木県観光交流課の担当者は、「『来てほしい』から『心配だ』まで、事業者にも温度差がある」。群馬県観光魅力創造課の担当者は「受け入れ側の取り組みには限界がある。お客さま側も発熱があれば旅行を控えるなど、新しい生活様式に即した行動をしてほしい」と漏らす。

 新潟大大学院医歯学総合研究科の斎藤玲子教授(公衆衛生学)は、「宿泊する場合は1泊2日など短期にして、1人1室か、せめて家族程度の同室にすべきだ」と語る。

 旅行先での過ごし方もこれまで通りとはいかない。斎藤氏は、「列車内での飲酒や大声での会話を控え、屋内施設の観光は短時間の滞在にする。飲食店で名産品を食べたりするのはいいが、酒を飲む場合はも1~2時間程度で、1次会にとどめるべきだろう。地方の郊外ではマスクを着用しない人も多い。観光客は一層注意する必要がある」と指摘した。

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