【ヒューリック杯棋聖戦】最年少棋士の対局 立会人は最年長棋士、桐山清澄九段 「緊張感をもって見守る」

 「決着局になるかもしれない対局だが、渡辺さんも、藤井さんも落ち着いていて普段通り。私も緊張感をもって見守ります」。第4局の立会人を務める現役最年長の桐山清澄九段(72)はしみじみと語る。半世紀余り将棋界に身を置き、数々の棋士たちとしのぎを削ってきた最年長棋士が、最年少棋士の藤井聡太七段がタイトルを狙う大一番を見届ける。

 奈良県出身の桐山九段は18歳でプロ入り。棋聖3期、棋王1期を獲得したほか、トップ棋士10人だけが入れる順位戦A級に14期在籍した。「いぶし銀」の異名を持ち、藤井七段が公式戦で勝てていない豊島将(まさ)之(ゆき)二冠(30)=竜王・名人=の師匠でもある。

 歴代棋士で9人しか達成していない千勝まであと5勝に迫るが、近年は苦戦。今月7日の竜王戦ランキング戦5組残留決定戦は、負ければ引退という大一番だった。対局は勝負がつかない「千日手」による指し直しの末、踏ん張って勝利して現役続行を決め、話題となった。

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