藤井七段、大逆転で王位戦2連勝 16日は棋聖戦、最年少タイトル獲得へ弾み/将棋

 最年少タイトル獲得を目指す高校生プロ、後手の藤井聡太七段(17)が、木村一基王位(47)を144手で破り、第1局に続いて連勝した。木村王位優勢の展開だったが、驚異的な粘りを発揮して大逆転。藤井七段は休む間もなく、16日、タイトル奪取にあと1勝としているヒューリック杯棋聖戦第4局(産経新聞社主催、大阪・関西将棋会館)に臨む。19日の18歳誕生日を前に、最年少記録更新の期待がかかる。

 肩を落とし、うなだれたように見えていた藤井七段が、再び前のめりになった。盤上を見つめる目に、力が戻る。互いに持ち時間が3分を切った午後7時過ぎ。120手目の△5二玉。玉の先にも右側にも、視界が開けた瞬間だった。

 「常に厳しく攻められて、ずっと苦しかった。(120手目あたりで)こちらに手番(主導権)が渡ったところで、あや(勝利への筋道)が出てきた。最後までわからなかったです」

 午後7時40分、木村王位が「負けました」と投了を告げると、藤井七段はやや紅潮した顔で、小さく頭を下げた。400万超の総視聴数を記録したABEMA将棋チャンネルで、AIによる評価値が一時「藤井15%-木村85%」となる劣勢をひっくり返した。

 2日目は、スローペースだった。午前9時、立会人の深浦康市九段(48)が封じ手を開封した。藤井七段が前日、初めて経験した封じ手は△8六歩だった。そこからは、なかなか駒がぶつかり合わない展開になった。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ