空から孤立者捜索 熊本豪雨で鳥取県警ヘリが現地で活動

 梅雨前線に伴う豪雨災害で熊本県警に派遣された鳥取県警航空隊が任務を終えて帰県し、現地での活動について報告した。氾濫した球磨川流域で空から孤立者らの捜索活動を行い、「浸水箇所が多く被害は甚大だった」などと振り返った。

 派遣されたのは、鳥取県警地域課航空隊長の谷岡一馬警視(49)ら同隊の4人。5~9日の間、県警ヘリコプター「さきゅう」に搭乗し、熊本県警を応援した。任務は、空からの要救助者捜索と被害状況の調査。ヘリに搭載したカメラで撮影した映像はリアルタイムで熊本県や警察庁に送られた。

 谷岡隊長は、発災から3、4日たった飛行だったこともあり、要救助者の発見には至らなかったとしたうえで「橋が崩落して流され、橋げただけが残っていたり、がけ崩れや土砂の堆積、地域全体が浸水した場所を目撃したりした。かつて出動した和歌山の台風被害や広島の豪雨災害と比べても甚大だった」と任務を振り返った。

 また、悪天候による待機を余儀なくされ実際の出動が2回に制限されたことに触れ「出動したかった。天気さえよければと思った」と悔しさをにじませた。

 鳥取県警は、ヘリ派遣に続いて、被災者の救出救助にあたるため、広域緊急援助隊(警備部隊)と機動警察通信隊の約20人を熊本県に派遣した。

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