藤井七段、初タイトルはお預け 83分大長考…終盤1分将棋でも粘りに粘った17歳/将棋

 先手の高校生プロ、藤井聡太七段(17)は142手で渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に敗れ、通算2勝1敗となった。あと1勝としている最年少タイトル獲得記録の更新は、第4局以降に持ち越された。カド番の渡辺棋聖は三冠保持者の意地を見せ、タイトル戦でストレート負けがない「現役最強」棋士が逆襲を開始。第4局は16日、大阪・関西将棋会館で行われる。

 持ち時間を使い果たし、1分将棋になってからも、藤井七段は約50分粘り続けた。午後7時12分。お茶でのどを湿らせた後、はっきりした声で「負けました」と頭を下げた。

 「自分としては普段通り臨めたと思うが、途中からミスが出たのは実力かなと思う」

 棋聖戦第2局まで、王位戦第1局と3連勝。これがタイトル戦初黒星となった。17歳11カ月、史上最年少でのタイトル獲得へ、国民的関心が高まるなか、マスク姿の藤井七段は緑の羽織に淡い灰色の縦じまの着物、紺色の袴で大一番に登場。この日の和服は、自らあつらえたものだった。

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