棋聖戦の歴史 最年少記録、「初タイトル」12人…歴史刻んだ五番勝負

 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)がタイトル戦「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(主催・産経新聞社、日本将棋連盟、特別協賛・ヒューリック)で、史上最年少のタイトル獲得を目指し、渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に挑んでいる。昭和37年に始まった第1期から昨年の第90期まで数多くの激闘が繰り広げられてきた棋聖戦。棋士が盤を挟んで指した棋譜からは多くの名勝負やドラマが生まれた。渡辺棋聖の初防衛なるか、藤井七段の最年少タイトル獲得なるか。今期も棋史に残る五番勝負となりそうだ。

 棋聖戦は早指し王位決定戦を前身に昭和37年、創設された。当時は、名人戦・十段戦・王将戦・王位戦の四大タイトル戦。その中で、棋聖戦のシステムは(1)1年に2回行い、1月と7月に棋聖位を決定する(2)持ち時間はすべて各7時間とし、1日で指し切る-など独自なものだった。

 体調がすぐれなかった升田幸三実力制第四代名人のために1日制のタイトル戦としてつくられたともされる。その升田実力制第四代名人は番勝負に2回挑むも手が届かなかった。一方、ライバルの大山康晴十五世名人は創設から7連覇、永世棋聖(通算5期)の資格を獲得した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ