九州豪雨、浸水被害拡大 死者53人、行方不明13人

 活発な梅雨前線の影響で九州は7日も北部を中心に広い範囲で記録的な大雨になり、川が氾濫して温泉街や病院が浸水するなど被害が拡大した。熊本県八代市が新たに1人の死亡を発表し、福岡、熊本両県の犠牲者は53人になった。行方不明は13人。8日も雨になる見通しで、気象庁は浸水や土砂災害に引き続き厳重に警戒するよう呼び掛けた。総務省消防庁によると、7日午後2時半現在で避難指示の対象は九州を中心に計約63万世帯、138万人に上っている。

 政府は7日、今回の豪雨を特定非常災害に指定する方針を固めた。運転免許証の有効期間延長などの特例措置が適用される。昨年の台風19号に続き7例目。

 各自治体によると、大分県日田市で天ケ瀬温泉の旅館が浸水したほか、10カ所以上で土砂崩れが起きた。福岡県大牟田市でも市内の複数の病院が浸水したほか、孤立状態になった避難所から被災者が自衛隊に救助された。

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