大阪のベンチャーがワクチン治験を開始、国内初

 新型コロナウイルスに対するワクチンの実用化を目指す大阪大発のバイオベンチャー「アンジェス」は30日、人に投与する国内初の治験を大阪市立大付属病院で開始したと発表した。

 治験では、健康な成人志願者を対象に、投与量の多いグループと少ないグループ各15人に2週間間隔で2回ずつ筋肉内注射し、安全性や抗体のでき方などを評価する。

 同社によると、評価のためのデータが出そろうまでには、計画通りならば治験開始から3カ月ほどかかるとみられる。結果を検証した上で、次の段階では対象人数の規模を増やし、来春ごろには実用化を目指したいとしている。

 使うのは「DNAワクチン」と呼ばれるタイプで、ウイルス表面にある「スパイクタンパク質」を作る遺伝子を投与。体内でこのタンパク質が作られると抗体ができるなどし、免疫が特徴を覚える。体内に実際のウイルスが侵入した際は、速やかに免疫が活性化して感染や重症化を防ぐと期待されている。

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