藤井七段が最年少タイトル王手 和服でキメて渡辺棋聖に連勝/将棋

 後手で挑戦者の高校生プロ、藤井聡太七段(17)が、渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に90手で勝ち、2連勝でタイトル奪取に王手をかけた。藤井七段は7月9日の第3局(東京・都市センターホテル)に勝てば17歳11カ月でのタイトル獲得となり、1990年に18歳6カ月で棋聖を獲得した屋敷伸之九段(48)の最年少記録を大幅に更新する。

 濃紺の着物が、色白の風貌を際立たせた。和装の17歳は、まるでモンスターだ。藤井七段が、「現役最強」と評される渡辺棋聖を90手で投了に追い込んだ。相手の攻勢を一変させたのは、常識を覆す一手だった。

 「序盤はやってみたかった作戦で、積極的に動いていった」

 昼食休憩前の42手目、△5四金。本来は守りの要となる金を、思い切って盤面中央へと押し上げた。自玉の守りを薄くしてでも、という反撃の手に渡辺棋聖は「前例のない将棋だった」と絶句。藤井七段は昼食で海老天重を平らげると、46手目からの3手で計2時間17分の連続長考。自玉の守りを固め、渡辺棋聖に一度の王手も許さず、完勝した。

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