秋篠宮ご夫妻結婚30年 コロナ禍で新しい対応ご実践

 秋篠宮ご夫妻は29日、結婚から30年を迎えられた。新型コロナウイルスの影響で、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)となったことを示す「立皇嗣の礼」をはじめ地方訪問などの行事も見合わせが相次いでいるが、ご夫妻はオンラインのビデオ会議や手作りの医療用防護服の寄贈など、令和の皇室の新たな取り組みを実践されている。

 「出口のないトンネルはありません。私達も応援しています」「くれぐれもお身体をお大事に」-。

 先月、秋篠宮さまが総裁を務められる社会福祉法人恩賜(おんし)財団済生会本部と同会中央病院(いずれも東京都港区)に届いた計約500着の医療用防護服には、こうした手書きのメッセージが添えられていた。

 防護服は市販のポリ袋などを使い、秋篠宮ご一家が側近の職員とともに手作りされたもの。ご夫妻が長女の眞子さま、次女の佳子さまとともに病院関係者とオンラインのビデオ会議で面談し、職員らが防護服を手作りしている窮状を聞かれたことがきっかけだった。

 「『そんなに不足しているんですか』と強い関心を示されていた。第一線の病院の医師や看護師は当時、病院に泊まりこんだり、保育園で子供の預かりを拒否されたり、心身共に疲弊していた。手作りの防護服やメッセージがどれほど励ましになったか」

 同会の炭谷茂理事長(74)はそう振り返る。防護服は、コロナ対応に当たる関係病院を中心に活用されている。

 同会関係者によると、オンラインの活用を提案されたのはご夫妻からだった。5月以降、オンラインを通じた関係者との面談は週2、3回程度のペースで続き、眞子さま、佳子さまも参加されている。テーマは医療、経済、農業、スーパーマーケットの現状までさまざま。今月19日に日本赤十字社の大塚義治社長らから説明を受けた際には、ねぎらいの言葉とともに、同社をはじめ全国の医療従事者に感謝の気持ちを込めて拍手を送られたという。側近は「今後も必要に応じ、オンラインも活用してご一家が現場の声を聞かれる場を設けたい」としている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ