現役清掃員が明かす多目的トイレのあまりに多目的な使われ方

 警備員も清掃員も声掛けはするそうだが、たしかに見かけだけで判断するわけにもいかないし、年齢で判断というわけにもいかない。

 「子どもの場合は事件になっちゃうかもしれないじゃないですか。親子連れだと思ったらとんでもないことになってたこともあります」

 まさしく事案というやつだろう。多目的トイレは迷惑なだけでなく犯罪に絡むことも多い。今年の3月には幼い姉妹を多目的トイレに連れ込んで破廉恥な行為に及んだ86歳の男が逮捕されているし、つい先日(6月14日)にもマンションや多目的トイレで5歳の女の子にわいせつな行為をしたとしてベビーシッターの男が逮捕された。

 「でも見かけじゃわかりませんし、出入りはカメラで監視できてもトイレの中にカメラはありません。こっちが盗撮になっちゃいますから」

 ◆利用者のモラルにお願いするしかない

 トイレの中にはカメラを設置できない。当たり前の話だが、都市伝説の類では多目的トイレの中に監視カメラがあるというネタもあるが、あくまでネタ。もちろんカメラなんかない。

 「それでも監視カメラがついてるぞ許せんって理不尽な苦情もあったり、なんかやましいことでもやってんのかなって思っちゃいます。まあカメラと思ってるならいい気分じゃないでしょうけど」

 天井にある点滅している装置がよくカメラと間違われるが、あれは人がいるかいないかの感知センサー(人感センサー・動体センサーとも)だ。埋込型のセンサーはともかく、露出角型のセンサーは間違われやすく、原西さんの言う通り誤った苦情が出ることもある。

 で、原西さんは実際の現場を見たことはあるのか。

 「私はないですけど、合体してる男女がいたってのは聞きましたね、ドアが勝手に開いちゃってね、夢中だったんですかね」

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