こんぴら、神社本庁離脱へ「大嘗祭巡り不信感」

 「こんぴらさん」の愛称で知られる香川県琴平町の金刀比羅宮が、神社本庁を離脱する手続きに入ったことが13日、分かった。金刀比羅宮によると、昨年11月の皇位継承の重要祭祀「大嘗祭」で、本庁からお供えの金銭が届かなかった。「天皇陛下の即位を祝う特別なお供えが金刀比羅宮だけ配られなかった」と主張し、本庁に不信感を募らせている。文化庁への手続きが済めば、秋には離脱できると説明している。

 金刀比羅宮は神社本庁を巡る不透明な不動産取引が報道された数年前から、本庁に真相究明を求めてきた。ただ納得のいく回答は得られず、本庁に任意で納めてきた寄贈金の支払いをやめた。本庁の通達に従い、昨年11月14日、金刀比羅宮で大嘗祭の当日祭を開いたが、本庁が約束していたお供えの「幣帛料」が届かなかった。他県の神社には配られたという。

 神社本庁は日本各地の神社を傘下に収める宗教法人。戦後、連合国軍総司令部(GHQ)が国家と神社の分離を命じたのを受け、結成された。本庁によると、昨年6月末現在、7万8675社を包括している。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ