温泉と銭湯行脚も再開へ パス活用なら入浴料1回100円で利用も

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 シニアは温泉が好きである。筆者は週に1回のペースでシルバーパスを使い4駅離れた駅に通って、ウイークデーの1日を温泉施設で過ごしていた。東京都板橋区にある前野原温泉という天然温泉をうたった施設だ。岩盤浴もでき、2時間ほどかけてリラックスするのは至福の時だった。

 ところが、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言により休業。おかげで2カ月ほど温泉から遠ざかっていたが、1日に緊急事態解除のロードマップの第2段階に入ったのを受けて開業した。とはいえ、少し様子を見てから行ってみようと考えた。

 そんな折、板橋区の広報紙でシニアに対して区が「敬老入浴事業」を行っていることが書いてあった。70歳以上の希望者に区内の公衆浴場(銭湯)を入浴料470円のところを100円で利用できる券を25枚くれるのだという。温泉施設は休業要請の対象だが、銭湯は対象ではない。生活に必要不可欠な施設という評価のようだ。

 実は、かなり前のまだ会社勤めしていたころに、カバンに入浴道具を忍ばせ、銭湯めぐりをしていたことがある。会社の近辺だけでなく大田区の黒い湯の温泉銭湯などまで足を延ばしたものである。

 そうか、銭湯巡りという手もあるぞとばかり、さっそくはがきで区に申し込むと、「入浴券交付証」が送られてきた。これを持って、区内の銭湯に行けば25回使える入浴券をくれるのだという。ところが、筆者の住む高島平には銭湯がないのだ。

 ネットで探すと、2つ離れた蓮根駅そばに「紀の国湯」というところがあったのでシルバーパスで行ってみた。

 午後3時が開業時間。筆者が行ったのは4時過ぎ。もう“老老男女”がひきもきらずやってきていて後れをとった感じ。とりあえずフロントの女性に交付証を渡して入浴券をもらい、その日は入浴せずに帰ってきた。

 都の緊急事態宣言も緩和されたし、温泉施設の動向を見定めながら、温泉と銭湯行脚を再開するつもりだ。(いくちゃん)

【入浴補助】 シニアに対する入浴補助はどこの自治体でも行っている。例えば一足早く緊急事態宣言が解除された大阪市では毎月1日と15日に入浴割引事業を行っている。

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