ヒューリック杯棋聖戦 藤井七段、次の照準は最年少タイトル獲得

 17歳10カ月と20日でタイトル挑戦を果たし、最年少記録を31年ぶりに更新した高校生棋士、藤井聡太七段(17)が次に挑む最年少記録はタイトル獲得だ。

 現在の最年少記録は屋敷伸之九段(48)が平成2年8月、第56期棋聖戦五番勝負で樹立した18歳6カ月。プロ入りからタイトル獲得まで、1年10カ月の最速記録でもある。藤井七段が今回破ったタイトル挑戦の最年少記録は、屋敷九段が前年11月の第55期棋聖戦で作ったものだった。

 昭和の時代のタイトル獲得最年少記録は中原誠十六世名人(72)が昭和43年7月、第12期棋聖戦で達成した20歳10カ月。長らく破られなかったが、羽生善治九段(49)が平成元年12月、タイトル初挑戦の第2期竜王戦で竜王を獲得し、10代で更新した。

 ところが屋敷九段は、その記録をわずか1年足らずで塗り替えた。以来、破られていない屋敷九段の記録。藤井七段がプロデビューしてからは再び注目されるようになった。

 一時は新型コロナウイルス禍の影響で困難視されたタイトル挑戦最年少記録の更新を奇跡的に成し遂げた藤井七段。今期の棋聖戦五番勝負で3勝を挙げれば、屋敷九段の記録を更新する。新たな大記録を打ち立てるか、注目される。

(田中夕介)

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