GW後に比べ人出3倍超も 緊急事態解除後初の週末

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための緊急事態宣言が全面解除され初の週末となった5月30日の主要駅の人出が、大型連休後の同9日から大きく増加していたことが31日、携帯電話の位置情報サービスを使った分析調査で分かった。3倍以上に増えている駅もある一方、感染拡大前から比べるとまだ半分以下に止まっている。

 調査はスマートフォンのアプリなどを通じて得られるGPS(衛星利用測位システム)の位置情報などを解析する「アグープ」(東京)が実施。1日当たりの滞在人口を算出した。

 5月25日に緊急事態宣言が解除され、段階的に休業要請が解除されている東京都。中でも利用者の多いJR新宿駅では、30日の滞在人口が5・6万人と、宣言発令中だった9日と比べて約2倍に増えた。21日に先行して解除された大阪市の大阪メトロ梅田駅では、30日の滞在人口は3週間前より3・6倍に急増している。

 増加傾向はほかの主要駅でも同様で、名古屋市の繁華街に近い市営地下鉄栄駅も同じ期間で2・4倍、札幌市の市営地下鉄すすきの駅も1・6倍、福岡市の西鉄福岡(天神)駅でも2・2倍の増加となった。

 ただ、30日の滞在人口を感染拡大前の週末に当たる1月25日と比べると、新宿駅で66%減、梅田駅で59%減と大きく減ったままだ。徐々に人出が戻ってきているとはいえ、「日常」を取り戻したとはいえない状態が続いている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ