マストドン「msdtn.jp」が終了へ ブーム下火、「引退はしんみり」との声も

 分散型ソーシャルネットワーク機構は25日、運営するSNS「マストドン」の「msdtn.jp」と「mastodon.cloud」のサービスを6月30日に終了すると発表した。「msdtn.jp」の利用者数は国内トップクラスの20万人。今後は運営の引継ぎ、譲受を希望する企業を探すというが、ネットでは終了を惜しむ声があがっている。

 マストドンはツイッターに似た仕組みのSNSで、企業や個人が管理人となって、特定のゲームや趣味などのテーマごとに独立したインスタンス(サーバー)を運営できるのが特徴。そのため「msdtn.jp」と「mastodon.cloud」が終了しても、他の「マストドン」のサービスには影響がないと見られる。

 ツイッターやフェースブックのように、大きな権限を持つ運営社に投稿の内容を制限されないとして、2017年頃に日本でも話題になった。一方、小規模の運営者ではSNS内で起きたトラブルに対応するのが難しいなどの課題も指摘されていた。

 今後、SNSの誹謗中傷に関して訴訟や情報開示などの動きが活発になると予想されるが、同社の体制では「事務負担増に耐えきれず、適切な対応が困難」であるとしてサービス終了を決めたという。

 「次のツイッター」とも期待されていたマストドンだが、17年から参加していたIT企業のドワンゴとピクシブはすでに事業を終了・譲渡しており、ブームは下火になっている。だが、利用者の多い「msdtn.jp」のサービスが終了することについて「メジャーどころが引退するのはしんみりですね」とツイッターでこぼす人もいた。

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