使い捨てのため安全性高く 紙製フェースシールド 名は「オリガミ」

 新型コロナウイルスの感染拡大で医療用資材が不足する中、鳥取大医学部付属病院(鳥取県米子市)が県内企業と連携し、紙製フェースシールド「ORIGAMI(オリガミ)」を開発した。軽くて曇りにくいのが特徴で、折り紙のように手で折って使用する。使い捨てのため安全性も高い。プロジェクトチームは「感染防御のために多くの人に役立てばうれしい」と話している。

軽量、締め付けなく

 オリガミは鳥取大医学部付属病院のほか、同大発のベンチャー企業メディビート(米子市)、包装資材などを手掛けるサンパック(同県倉吉市)、ヤママスデザイン(同)が今年4月にプロジェクトを立ち上げ、共同開発した。

 ボール紙にポリプロピレンのフィルムを貼り付けた組み立て式で、顔面を覆って上下左右からの飛沫(ひまつ)を防ぐ。約30グラムと軽量の上、ゴムを使っていないため締め付けがなく、長時間装着しても痛みがないという。

 顔面とフィルムの間に隙間を設けることで医療用「N95マスク」着用時も曇りにくい構造になっている。

 開発を担当した同病院新規医療研究推進センターの藤井政至助教は「現場で使いやすく、紙製でも十分な性能が得られる形状を考えた」と話す。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ