テークアウト支援、拡大 紹介サイトや宅配代行… 静岡県内で

 新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響で、定着しつつある飲食店のテークアウトを支援する動きが広がっている。静岡県は政府の緊急事態宣言が解除されたが、感染再拡大を懸念して外出自粛ムードがくすぶる中、飲食店の紹介サイト開設や宅配代行を通じて消費を喚起する。(岡田浩明、写真も)

 浜松、伊豆両市など多くの県内自治体が、テークアウトに乗り出した地元の飲食店を紹介するサイトを開設。静岡市や掛川市では民間有志が飲食店を応援し、にぎわいを取り戻そうと、紹介サイトを立ち上げた。

 スマートフォン決済サービス「PayPay(ペイペイ)」と連携する形で支援する自治体も。浜松市は市内の対象店でテークアウトを含めてペイペイによるキャッシュレス決済をした場合、利用客に支払額の30%分のポイントを還元する。このキャンペーンは7月1日開始予定で、市は調整を急いでいる。

 掛川商工会議所などは6月8日から、市内の対象店でペイペイによるキャッシュレス決済でテークアウトを利用すると、10%分を還元する。期間は7月7日まで。

 一方、浜名湖のりブランド推進協議会などは弁当販売を手掛ける飲食店支援サイトを立ち上げた。協議会の運営サイト「浜名湖のり図鑑」からアクセスしてもらい、注文を受け付ける。決済や配達も展開している。加盟店は現在9店舗で、配達場所は浜松市役所など2カ所で昼に弁当が届くようになっている。協議会の松田和敏会長は「浜名湖のりを使っていなくても、参加したい気持ちがあれば大丈夫」と、今後も加盟店を増やす考えだ。

 飲食店のテークアウト料理をタクシーが宅配するサービスも拡大している。静岡、浜松両市内などに続き、藤枝市内でも6月からスタートする見通しだ。

 客足が遠のいた飲食店と外出自粛で需要が激減したタクシー会社が連携する試みは、タクシー業界の支援策として、政府がタクシーによる貨物の運送業務を特例で認めたことで実現。静岡市内の宅配サービスは特例期間の9月末まで実施する予定だ。

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