アメ横・上野公園 訪日客見かけず、宣言解除に不安

 東京・上野の名所、アメ横商店街は、約500メートルの通りに約400の店が軒を並べ、普段なら1日約10万人の人出でにぎわう。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が出されてから人出は激減し、アメ横連合会によると、ゴールデンウイーク(GW)中は1日約1千人。しかし今週に入って約3千人まで戻したという。21日、記者が歩いた。

 コロナ禍前は、人出の半分以上が海外からの観光客だったという。だがこの日、外国人はもちろん、国内の観光客らしき人も見かけることはなかった。記者は大きなリュックサックを背負い、一眼レフカメラを首からぶら下げていたため観光客と思われたのか、いぶかしげな視線を向けられることがあった。

 6割程度が休業し、営業中の店舗にも客は少なく、寂しい様子だ。いつもなら普通に歩くのもままならない通りは、自転車がすいすい走り抜けていた。

 鮮魚店を営む成川公夫さん(69)は「お客さんは大幅に減ったが、地元の方が日常の買い物に来るので休業はしていない」と話す。店としては感染源にならないよう、気を付けているという。「関西では宣言が解除されたが、東京はまだ怖い。急いで宣言解除をして第2波が起こり、再び発令されるのが一番困る」と複雑な心境を語った。

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