ソーシャルディスタン酒? 距離を保って飲む日本酒、密かな話題に

 1767年に創業した新潟市の今代司(いまよつかさ)酒造は20日、日本酒の商品「ソーシャルディスタン酒(シュ)」を発売した。新型コロナウイルス感染を避けるために人との距離を置く「ソーシャルディスタンス」をダジャレとおいしいお酒で後押しする取り組みは、ネットで密かな話題になっているようだ。

 同社が発売したのは純米酒「ソーシャルディスタン酒 今」(450円)、純米吟醸酒「同 代」(700円)、甘口純米吟醸酒「同 司」(650円、いずれも税別、300ミリリットル)。ソーシャルディスタンスにならって社名を3本のボトルに分散させたというわけだ。それぞれ、親しい人に会いたくても「今」は我慢、飲み会もオンラインでできる時「代」、自分の心を「司」り困難を乗り越えようといったメッセージが込められている。3本を化粧箱に入れたセット商品は2000円(税別)。

 ツイッターでは「シャレが効いてていいですね」「素敵なアイディアです」「今代司の『ソーシャルディスタンシン酒』に座布団1枚あげとくれ~」などと好評。さっそく「新潟からソーシャルディスタン酒届いた」とお酒の写真付きで報告する人もいた。

 日本酒業界は苦戦が続いており、国税庁によると、2017年度の清酒の課税数量はピークの時の3分の1以下にあたる53万キロリットルまで減った。今年は新型コロナウイルスの影響で、飲食店が営業を自粛するなどして、消費がさらに落ち込む恐れがある。こんなときだからこそ自宅でおいしいお酒を、とアイデアを絞って商品を作った今代司酒造には「ピンチはチャン酒(シュ)な作品ですね!」とエールが送られていた。

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