新型コロナ休校の子供に落語や講談を 19本の動画を公開 東京・板橋区

 新型コロナウイルスの感染拡大で沈む人々を勇気づけようと、芸能人やアスリートがSNS上に動画を投稿し注目を集める中、板橋区と区文化・国際交流財団は、区のホームページ(HP)で寄席の動画19本を公開している。重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された板橋区在住の講談師、神田松鯉(しょうり)さんら同区ゆかりの芸人が参加し、自宅待機で鬱憤とした人たちの心を晴らそうとしている。

 パンパン-。

 画面の向こうで心地よいリズムではりせんを鳴らしながら講談について語っているのは松鯉さん。話題の若手講談師、六代目神田伯山(旧・松之丞)さんの師匠でもある松鯉さんは動画で「講談教室」と称し、子供たちになじみの薄い講談の魅力を伝えている。

 「落語はほとんど会話だけで進んでいく。ところが講談は語りの部分、解説や情景描写も大きな要素になっている」と説明。実際の演目の一部を披露しながら熱弁し、「これをご縁に講談を一度聞いてみていただけるとありがたい」と視聴者へ呼びかけた。

 同区では5月6日まで区立小中学校が休校になっており、自宅にいる子供たちに古典文化を学んでもらおうと区文化・国際交流財団と企画。同区在住の落語家、柳家権太楼さんが25人の出演者を集めた。新型コロナウイルス感染の拡大を防ぐため、「3密」(密閉、密集、密接)にならないよう配慮し今月9、10日の2日間にわたって撮影。動画の最後には手洗い・うがいを促すメッセージが添えられている。

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