大阪市、十三市民病院をコロナ専門病院に

 大阪市の松井一郎市長は14日、同市淀川区の市立十三市民病院を新型コロナウイルス感染者の専門病院にする意向を明らかにした。「重点医療機関」に指定し、感染者のうち酸素投与などが必要な中等症患者を専門に受け入れる。本格的な運用は、現在入院中の患者の転院後となるが、松井氏は「1つの病棟が空けば、段階的に受け入れを始める」と述べた。

 府内で新型コロナウイルスの専門病院が設置されるのは初めて。松井氏は記者団の取材に、「重症者には入院施設が準備され、軽症者の滞在場所は大阪府が宿泊施設を準備している。問題は中等症患者のベッドが今後不足することだ」と説明。医療崩壊を防ぐためには中等症患者の病床確保と治療体制の強化が急務と訴えた。

 十三市民病院は結核の指定医療機関で、同院によると全263床のうち、18床で現在新型コロナウイルスの感染者を受け入れている。それ以外の入院患者は100人以上といい、松井氏は「転院調整は丁寧に行う必要があり、時間はかかると思う」と話した。

 大阪府ではオーバーシュート(爆発的な患者急増)の可能性に備え、重症・中等症患者用に計3千床の確保を目指している。中等症向けはうち2700床で、すでに約450床を確保。府の担当者は「十三市民病院の全病床を使えることになればまとまった数が確保できるのでありがたい」としている。

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