三陸沿岸で32年ぶり商業捕鯨 宮城・石巻から3隻出港

 三陸や北海道・釧路の沿岸でミンククジラを狙う小型捕鯨船3隻が7日早朝、宮城県石巻市の石巻漁港から出漁した。クジラはこの時期に餌を追って北上する習性があり、昨年7月の商業捕鯨再開時は既に北海道沿岸に達していたため、三陸沿岸での商業捕鯨は昭和63年以来、32年ぶり。

 石巻市中心部から1時間ほど、牡鹿半島の南部にある同市鮎川地区は日本有数の捕鯨基地として栄えた。この日は地元企業、鮎川捕鯨などが共同運航する2隻と同地区に事業所を構える外房捕鯨(千葉県南房総市)の1隻が出発。見送った鮎川捕鯨の伊藤信之社長は「いよいよだ。みなさんにフレッシュでおいしいクジラを届けたい」と笑みをこぼした。

 昨年は日本小型捕鯨協会(福岡市)が鯨肉販売を一手に担い、鮎川地区での水揚げはなかった。今回は各社が独自に販路を開拓。鮎川捕鯨と外房捕鯨は主に鮎川地区で水揚げする。

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