クリアファイルで新型コロナ対策のフェイスシールドを 阪大が3Dデータ無料公開

 新型コロナウイルス感染者の治療にあたる医療関係者の防護具が世界的に不足しつつある中、クリアファイルと3Dプリンターで顔を保護する簡易フェイスシールドを作る方法を大阪大の中島清一特任教授らが開発し、3日発表した。

 1つあたり100~300円程度で製作可能とし、データはホームページ(HP)で無料公開した。中島氏は「安価でありふれた文房具を用いることで、世界中のどこでも簡単に作製できる。多くの人に役立ててもらいたい」と話している。

 中島氏によると、新型の感染者の検査や治療にあたる際、医療関係者は感染防止のため、高機能マスクやフェイスシールド、手袋などを装着することが理想とされる。感染拡大に伴い欧米などでは防護具不足が深刻化しており、眼鏡フレーム製造販売会社「シャルマン」(福井県鯖江市)と協力し、3月末から開発に取り組んだ。

 簡易フェイスシールドは、3Dプリンターで樹脂のフレームを作り、クリアファイルと組み合わせて作製。頭に装着することで顔全体を覆うことができ、飛(ひ)沫(まつ)感染のリスク軽減が見込まれる。ファイルは使い捨てで、フレームは消毒すれば繰り返し使うことが可能だ。

 データと使用方法は大阪大大学院医学系研究科次世代内視鏡治療学共同研究講座のHP(http://www.project-engine.org/)で公開している。

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