村川大介十段が勝ちタイに、十段戦第2局

 産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「第58期十段戦五番勝負」の第2局が26日午前10時から大阪市の関西棋院で行われ午後6時42分、村川大介十段(29)が310手までで、挑戦者の芝野虎丸二冠(20)=名人・王座=に白番2目半勝ちし、対戦成績を1勝1敗とした。持ち時間各3時間で、残りはともに1分。第3局は4月16日に長野県大町市の「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」で打たれる。

 第1局と先後を入れ替え、芝野の黒番で始まった第2局は、右上隅白30~36などAI(人工知能)搭載ソフト)が好む仕掛けで動き出す。上辺白62まで、村川の流れがよくなったよう。

 芝野の上辺黒81が狙いすました一着で、黒85~89まで盛り返した。しかし村川が右辺白98、100で鮮やかに返し技を放つと、膠着状態が長く続いた。

 右辺黒171では252に打っていたほうがよく、芝野がやや失速。白174に回って、村川がやや優位になった。

 残り1分の秒読みに追われながら、両者堅実に打ち進めるなか、村川が右下白248で勝利を確定させた。

 解説の今村俊也九段は「一進一退の見ごたえある攻防で、どちらに勝利がころがりこんでもおかしくない熱戦だった」と振り返った。

 対局終了後、タイに持ち込んだ村川十段は「半目勝負になりそうだったが、一つ勝ててほっとした。もっといい碁を打てるように頑張りたい」と話した。芝野二冠は「研究したことがない布石で、中盤以降は特に苦しかった。負け越しているわけではないので、次も今まで通り打ちたい」と反省の弁を口にし、第3局を見据えた。

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