早慶の合格者が多い高校は「東大合格者」でも実績 有名大学合格者高校別ランク

 早稲田大と慶応義塾大の高校別合格者数が明らかになった。上位は開成(東京)、渋谷教育学園幕張(千葉)、聖光学院(神奈川)など、東大合格者と似た結果だった。受験生の安全志向やローカル志向を反映したとみられるが、「御三家」(開成、麻布、武蔵)を筆頭とする有名校以外にも実績を伸ばしている意欲的な学校があるという。

 受験関連の分析に定評のある「大学通信」の安田賢治ゼネラルマネジャーは、「早慶をはじめ上位私立大では軒並み志願者数が減少した。これまではチャレンジ校として受験していた層が抜けたのが要因だろう。合格者には国立大併願者も多く、受かれば国立に流れてしまう」と指摘する。受験生の安全志向、現役志向の波は早慶にも及んでいるようだ。

 安田氏の指摘通り、早慶の合格者が多い高校は、東大合格者でも実績を残している。「『御三家』と呼ばれるような名門ではなくとも、市川(千葉)や国立(東京)、逗子開成(神奈川)、2011年から中高一貫教育も始まった南(神奈川)、人気が高まっている東京都市大付(東京)の実績は目を見張る」と安田氏。

 安全志向で人気の大学付属の中高で、異彩を放っているのは早稲田(東京)だ。「在校生の5割は早大に内部進学するが、東大や慶大の合格者も多く、医学部など早大にはない学部を志す学生もいる」(安田氏)

 早慶のランキングはほとんど首都圏で占められている。近年の大学受験は、実家から通える大学を目指す傾向が強いという。安田氏は「東大や京大に入れるほど優秀な学生が地元国立に進むケースもあり、地元名門大から地方公務員という進路も人気だ。資金力の問題もあるが、本当は海外も含めて広く志望校を検討するべきではないだろうか」と問題提起する。

 固定観念にとらわれず志望校を見つける姿勢が重要だ。

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