高輪ゲートウェイ駅、看板“も”不評!? 知られざるフォントの世界

 JR東日本は9日、山手線と京浜東北線の新駅で14日開業の「高輪ゲートウェイ」を報道各社に公開した。語感が良くない、地域の歴史を踏まえていないと反対する人も多かった駅名だが、今度は駅名の字体(フォント)がやり玉にあげられたようだ。

 「なんで明朝体にした!言え!」「えっ、なんで駅名を明朝体にしたの…??」。報道各社がJR高輪ゲートウェイの写真や映像を公開すると、ツイッターでは改札の看板に書かれた駅名のフォントに違和感を訴えるコメントが集まった。

 明朝体とは、印刷物に漢字や仮名文字を記すときなどに使われるフォントで、字の横棒が細く縦棒が太いのが特徴。標識や看板には、縦横の太さがほぼ同じのゴシック体を使うのが一般的とされている。見る人の視力、看板との距離、気象、汚れによる字のかすれなどの条件を考えると視認性の高さからゴシック体の方が向いているとされるためだ。

 その一方、同駅の駅舎は「和の雰囲気」を重視しているので、フォントだけではなく全体との調和で判断すべきだという意見も出た。駅舎のデザインを担当したのは新国立競技場も手掛けた建築家で「和の大家」とも呼ばれる隈研吾氏。「和のイメージなのに駅名は英語なのか」とツッコむ声も出たが、看板をめぐる議論は収束に向かっている。

 しかし、なぜフォントが大きな反響を呼んだのか。もともと駅名が不評だったということもあるが、ツイッターを覗くと“フォント警察”と呼ばれるユーザーがツッコミを入れたことがきっかけのひとつになったと見られる。

 フォントには明朝体とゴシック体だけではなく数多くの種類があり、これらを一目で判別できるスキル「絶対フォン感」を持つ専門家、つまり“フォント警察”らが局所的な人気を集めている。

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