新型コロナウイルス終息祈願 比叡山延暦寺で恒例の大護摩

 天台宗総本山の比叡山延暦寺(大津市坂本本町)で13日、「比叡の大護摩(ごま)」が営まれ、新型コロナウイルスの終息や世界平和などを祈願した。護摩木約15万本が炎に投じられ、集まった人々はじっと手を合わせていた。

 比叡の大護摩は、延暦寺の僧侶と全国の回峰行者、参拝者が一体となって祈りをささげる法要で、昭和62年に開かれた世界平和を祈る「比叡山宗教サミット」を機に、平成2年に始まった。今では、比叡山に春を告げる恒例行事として定着している。

 新型コロナウイルスの影響で、各地で不特定多数が集まる催しが中止となる中、「こういう時期だからこそ祈りを大切にしていきたい」(担当者)と開催を決めたという。

 この日は感染を予防しようと、提供する予定だった厄除けの小芋炊きや甘酒を取りやめたほか、会場の入り口には消毒液を設置。マスク姿の参拝者が見守る中、行者らが護摩木を次々と投げ入れると、勢いよく炎が燃え上がった。

 毎年必ず訪れるという京都市西京区のパートの女性(70)は「今年は行くか迷ったが、皆でこの国の人々の健康を祈らなければと思い、参加した。早く新型コロナウイルスが終息してほしい」と話していた。

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