チキンラーメン人気だ、ふるさと納税復活1週間で400件超

 世界初の即席麺「チキンラーメン」が生まれた地である大阪府池田市へのふるさと納税申し込みが、返礼品にインスタントラーメン詰め合わせを復活させて1週間で400件を超えたことが12日、市への取材でわかった。市の担当者は「チキンラーメンの人気が改めて確認できた」と話している。

 返礼品への復活は5日。市によると、返礼品にインスタントラーメン詰め合わせを希望する寄付だけで、初日5日の45件(67万5千円)から、6日の179件(268万5千円)、7日の50件(75万円)と順調に推移し、11日までの1週間で累計404件(606万円)に上った。

 この件数は、昨年の実績と比べると、ふるさと納税による寄付すべてを合わせて最も集まった年末最終週(12月25~31日)の425件に迫る。課税額の調整をはかる個人事業主らからの申し込みが集中するため、最多件数になりがちな年末最終週と同水準になるのは異例という。

 チキンラーメンは、日清食品創業者の安藤百福(ももふく)氏が池田市内の自宅で開発を続け、昭和33年に世界初の即席麺として発売。その歴史から同市は即席麺発祥の地として知られ、安藤氏が設立した財団が運営する「カップヌードルミュージアム 大阪池田」も観光名所として人気を集めている。

 同社のインスタントラーメンを詰め合わせた返礼品は、同市が平成20年9月に採用。ところが、返礼品競争の過熱などから総務省が地場産品に限定する基準を示し、同市に製造工場がないことから基準に合わなくなった。

 そのため同市は昨年6月以降、自主的に返礼品から除外した。一方で、チキンラーメンをはじめとする即席麺は市の歴史、文化に大きく関わり、地域をPRするものと同省に陳情。新たな基準にも沿うとの感触を得て、復活を決めた。

 復活した詰め合わせは、箱のデザインで「即席麺発祥の地」を強調し、他の地域では珍しいチキンラーメンを使ったメニューがある市内の飲食店を紹介する冊子を同封するなど、「基準クリア」に配慮している。

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