海賊版サイトと“共犯関係”リーチサイトの運営が違法化へ 安堵の一方で「グーグルは?」

 政府は10日、無断でアップロードされていると知りながら著作物をダウンロードする行為を違法とする著作権法改正案を閣議決定した。施行日を来年1月1日とし、今国会での成立を目指す。漫画などの海賊版サイト対策に効果が期待されるが、海賊版サイトと“共犯関係”にある「リーチサイト」の運営も違法になることが話題を呼んでいる。

 リーチサイトとは、ネットユーザーを無断掲載された海賊版コンテンツに誘導するサイトのこと。海賊版のデータではなくリンク(ウェブページへのURL)を掲載しているのが特徴で、リンクを経由して海賊版が閲覧された回数に応じて運営者が報酬を得ていると見られる。利益を得るべき作者らの生き血を吸う、ヒル(leech)のようなサイトというわけだ。リンクの掲載が著作権違反にあたるかは意見が分かれるが、著作権法改正案では10月1日以降、リーチサイトの運営を違法化するとした。

 ツイッターでは「海賊漫画のDL、リーチサイト等は法律で取り締まるのがいいと思う。描いてる人にお金が行きますように……!」「リーチサイトが違法化か。これは画期的だなぁ」などと安堵の声が広がっていた。

 その一方で、「漫画のタイトルで検索すると違法サイトがヒットするグーグルはどうなるのか」などと大手検索サービス、グーグルの対応に関心を持つ人も少なくなかった。検索結果から、海賊版サイトへのリンクを削除するなどの対応をしているグーグルだが、今後はさらに厳しく“排除”していく取り組みが求められそうだ。

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